カワイイ子猫のつくり方

本当は笑い飛ばされるかな?と思っていた位なのに。

どうもイマイチ微妙な反応を見せる朝霧に。

『やっぱり幽霊とか信じられない方?だったりする?』

おずおずと聞いてみると、予想外の言葉が返ってきた。

「いや。俺はそういうの、元々わりと見える質[タチ]なんだ」


(なっ…?何ですとーっ?!)


驚きだった。

普段クールで。何事も動じなくて。

いかにも「非科学的なことは俺は信じない」とか言わんばかりの顔立ちをしているのに。(いや、顔は実際関係ないけれど…。)

思いきり唖然としていると。

「…何だ、その目は。どうせ見かけによらないとでも言いたいんだろう」

顔には出ていないが、珍しくどこか拗ねた言い回しをする朝霧に、とりあえずぷるぷると首を横に振って否定をしておく。

「…まあいい。だが、お前が会ったっていうのが本当に親父の守護霊なんだとしたら、それは…俺の祖母に当たる人だろう」


(へっ!?)


もっと意外な答えが返って来て、実琴はぎょっとして固まった。

『朝霧、守護霊さん知ってるの?おばあさん?』

「ああ。何度か会ったことがある。生前は勿論だが、没後も…な」

(『没後も会ったことある』って言い回し、何か怖いんだけど…)

でも、祖母というには見た目が随分若かったことを朝霧に説明すると、霊の外見に没年齢などはあまり関係ないらしいとのことだった。