これは夢だ…と現実逃避したいとこだけど。
(でも、夢なんかじゃない。だってこんなにもリアルだ…)
実琴は、その場で軽く跳ねてみた。
普段なら四つん這いになったままでジャンプすることなど無理だ。
だが、今の自分は違った。
驚く程の身の軽さでフワリと跳ねると、倒れている自分の身体の背の上へと跳び乗った。
(すごい跳躍力!)
流石ネコだ。
(…なんて感心してる場合じゃないよね。何でこんな事になったのかは解らないけど、とにかく一刻も早く元に戻らなくっちゃ)
実琴は倒れて気を失っている自分の身体の上に乗ったまま前足で揺さぶるようにする。
自分自身の身体が目覚めさえすれば、元の身体に戻れるかもと思ったのだ。
『ねえ、起きて!』
そう声をかけているつもりでも言葉にはならず「にゃあにゃあ」としか言えない。
(どうしよう、全然起きない…。それに、もし起きても戻れなかったらどうする?私がネコちゃんになってるってことは、この自分にはネコちゃん本人が入ってるってことも…?)
恐ろしい考えが頭をよぎって思わず蒼白になっていると、突然背後から首根っこを掴まれて持ち上げられた。
(きゃっ!何ッ?)
思いのほか視界が高くなり、あわてふためく。
慌てて背後を振り返ってみると、そこには…。
掴み上げながら自分を怪訝そうに見下ろしているアイツがいた。
(でも、夢なんかじゃない。だってこんなにもリアルだ…)
実琴は、その場で軽く跳ねてみた。
普段なら四つん這いになったままでジャンプすることなど無理だ。
だが、今の自分は違った。
驚く程の身の軽さでフワリと跳ねると、倒れている自分の身体の背の上へと跳び乗った。
(すごい跳躍力!)
流石ネコだ。
(…なんて感心してる場合じゃないよね。何でこんな事になったのかは解らないけど、とにかく一刻も早く元に戻らなくっちゃ)
実琴は倒れて気を失っている自分の身体の上に乗ったまま前足で揺さぶるようにする。
自分自身の身体が目覚めさえすれば、元の身体に戻れるかもと思ったのだ。
『ねえ、起きて!』
そう声をかけているつもりでも言葉にはならず「にゃあにゃあ」としか言えない。
(どうしよう、全然起きない…。それに、もし起きても戻れなかったらどうする?私がネコちゃんになってるってことは、この自分にはネコちゃん本人が入ってるってことも…?)
恐ろしい考えが頭をよぎって思わず蒼白になっていると、突然背後から首根っこを掴まれて持ち上げられた。
(きゃっ!何ッ?)
思いのほか視界が高くなり、あわてふためく。
慌てて背後を振り返ってみると、そこには…。
掴み上げながら自分を怪訝そうに見下ろしているアイツがいた。



