だが、実際に辻原は木から落ちて今は意識不明の状態だというのだから、ある意味シャレにならない夢だ。
(…っていうか、まんまだな)
自分は遠目ながらにもアイツが木から落ちる所を見ているのだから。
何だか憂鬱な気持ちになって朝霧は小さく溜息をつくと、何気なく子猫の寝床になっている籠の方へと視線を移した。
静かな様子から、未だ眠っているものと思っていたのだが。
「…ん?」
そこにいる筈の子猫の姿がない。
また、いつもの窓台の上にいるのかと身体を起こして見てみるが、そこにも探している子猫の姿は見当たらなかった。
「…何処へ行ったんだ?」
朝霧はベッドからゆっくりと起き出すと、子猫を探し始めた。
ざっと部屋の中を見て回っても、子猫の姿は見つからなかった。
ソファの上。机の上。本棚やラックの上。
そして、それぞれの家具の下や隙間。
はたまたテレビの裏や、ベッドの布団を全て剥いでみるも子猫の姿は見当たらない。
「…マジか…」
朝っぱらから自分は何をやっているんだろうと頭の片隅で思いながらも、探さずにはいられなかった。
その時、ふと部屋の入口のドアへと視線が行った。
(…まさか、部屋の外に?)
眼鏡を掛けていなかったので離れた位置にあるドアまではよく見えなかったのだが、僅かに開いているような気がして朝霧は傍まで歩み寄った。すると…。
思っていた通り、ドアは僅かな隙間を開けていた。
(…っていうか、まんまだな)
自分は遠目ながらにもアイツが木から落ちる所を見ているのだから。
何だか憂鬱な気持ちになって朝霧は小さく溜息をつくと、何気なく子猫の寝床になっている籠の方へと視線を移した。
静かな様子から、未だ眠っているものと思っていたのだが。
「…ん?」
そこにいる筈の子猫の姿がない。
また、いつもの窓台の上にいるのかと身体を起こして見てみるが、そこにも探している子猫の姿は見当たらなかった。
「…何処へ行ったんだ?」
朝霧はベッドからゆっくりと起き出すと、子猫を探し始めた。
ざっと部屋の中を見て回っても、子猫の姿は見つからなかった。
ソファの上。机の上。本棚やラックの上。
そして、それぞれの家具の下や隙間。
はたまたテレビの裏や、ベッドの布団を全て剥いでみるも子猫の姿は見当たらない。
「…マジか…」
朝っぱらから自分は何をやっているんだろうと頭の片隅で思いながらも、探さずにはいられなかった。
その時、ふと部屋の入口のドアへと視線が行った。
(…まさか、部屋の外に?)
眼鏡を掛けていなかったので離れた位置にあるドアまではよく見えなかったのだが、僅かに開いているような気がして朝霧は傍まで歩み寄った。すると…。
思っていた通り、ドアは僅かな隙間を開けていた。



