どうでもいいはずなんてない。 でももう、いいんだ。 こうして約一年半のみんなとの暮らしは終わった。 志保は最後に住んでいた自分の部屋を見る。 ―これで本当に終りなんだな・・・― 志保はバス停へと歩き出した。 芳樹の部屋はあえて見なかった。