叫び声が聞こえる一人じゃない男の声と女の声何人かはわからないけど一人じゃない………………………
「どうなってんだよ…………」
小声でそうつぶやいたときだった
「うわっ!」
明かりが急につく、眩しい手とっさに手で目を隠す。
そして目がなれてきた頃…
「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
急な叫び声で目から手を離すと異様な光景が目に入った
血だ…生々しい血その時はあまり気にしていなかった臭いが鼻に刺さる………首には首輪が付けられていて鎖に繋がっていて動けない…そして目の前にある生々しい血
「うっ…うげぇ…うぉ」
吐く人もいる……なんでこんなところにいるんだ?
誰に連れて来られた…?
「おっ…お前釘山!?」
隣で僕を呼ぶ声がする、そしてバッと声のした方を見る
「戸崎!?なんで…ここに小学生いらいだな!」
彼の名前は戸崎新田小学6年の時の友達でメガネをかけ、いかにも秀才って感じのやつだ。
「釘山お前もここに連れて来られたのか!?」
ものすごく焦った顔で僕にいいよってくる
「うん…そうなんだ戸崎は何か知ってるの?」
「いや分からん気づいたらここにいた」
「そうなんだ」と言おうとしたときだった……
戸崎の隣に誰か横たわっていた
「うっ…うわぁぁぁ!」
「おっ…おいどうした?釘山」
僕はその横たわった人の方に指をさした
「誰か…し…死んでる…」
戸崎はきょとんとした顔で横たわった人の方を見て言った
「あぁ…あの人は生きてるよ」
「えっ…?」
「ほら覚えてないか?宮田駒木って居ただろ?かわいいって人気だった子…もしかして忘れたのか?」
「あー【こまちゃん】ってあだ名が着いてた子?」
「そうそう」
思い出した、クラスの人気者で男子、女子からも人気があった子だ。だけど何か忘れてる気がする駒木さんのことだけじゃなく、小学生6年の…6年2組の記憶が抜けてるような
「それと俺達は俺、釘山、駒木以外にもいるんだぞ?」
「えっ?」
「後ろを見てみろよ」
そして後ろを見ようとした時
パァンっ!!!!!!!!
「えっ……………」
僕以外みんな戸崎も駒木さんも首輪が爆発して顔が吹き飛び誰だかわからないくらいめちゃめちゃになってた…
ザ…ザ……ザザ
「釘山勇気、富谷高田、中太佳、君島響子、田島美紀、小鳥夏美クリア…クリア…クリアおめでとう」

