「奈津……」
ぎゅっと目を瞑る。
今は北村君の顔が見れない。
傷つけてしまったから。
「目、開けて」
優しい、声。
私は恐る恐る目を開けると、北村君は微笑って、私を見ていた。
そして額にキスをする。
ばっとその触れられた額を手で覆う。
「俺は奈津のこと、親友だって思えない」
「あ……」
やっぱり、そうだよね。
私、自分勝手すぎた。
「奈津は俺の……“初恋の人”だから」
えっ……?
微笑む北村君の顔があまりにもまっすぐに届くから、目が放せない。
「奈津……、一之瀬は“過去”を知ったよ。全部」
「嘘……」
ドクッと心臓が震える。
一之瀬君は過去をいつだって背負って生きてきたはず。
全部知るってことは……、この先……――どうなるの。
「俺が、教えたんだ。
あいつに過去を。
一番あいつを傷つけることを知っていたからな」
それ、って。
今、一之瀬君は……!
「奈津も……知りたい?
でも知ったらきっと奈津は今までどおり、一之瀬を信じれなくなるかもしれない。
その勇気があるのなら、教えてやってもいい。
――“親友”として」
ぎゅっと目を瞑る。
今は北村君の顔が見れない。
傷つけてしまったから。
「目、開けて」
優しい、声。
私は恐る恐る目を開けると、北村君は微笑って、私を見ていた。
そして額にキスをする。
ばっとその触れられた額を手で覆う。
「俺は奈津のこと、親友だって思えない」
「あ……」
やっぱり、そうだよね。
私、自分勝手すぎた。
「奈津は俺の……“初恋の人”だから」
えっ……?
微笑む北村君の顔があまりにもまっすぐに届くから、目が放せない。
「奈津……、一之瀬は“過去”を知ったよ。全部」
「嘘……」
ドクッと心臓が震える。
一之瀬君は過去をいつだって背負って生きてきたはず。
全部知るってことは……、この先……――どうなるの。
「俺が、教えたんだ。
あいつに過去を。
一番あいつを傷つけることを知っていたからな」
それ、って。
今、一之瀬君は……!
「奈津も……知りたい?
でも知ったらきっと奈津は今までどおり、一之瀬を信じれなくなるかもしれない。
その勇気があるのなら、教えてやってもいい。
――“親友”として」

