告白したその足で智ちゃんに会いにいく。
まぁ、いつものメンバーも勢揃いしてるけど。


いつものたまり場に着くと智ちゃんの側へ。
そして、他のメンバーに知られぬよう小声で話す。


「告白したっ、松島君に!」

「どうだった?」

「ん……保留ってトコ」

結果が結果だけに苦笑するしかない。
智ちゃんは、そんな私を見て立ち上がった。

「私も…行ってくるね」

「頑張って!」

智ちゃんがオッケーされる、そう思った。
なんか分からないけど、直感的に。
智ちゃんのいた場所に腰を下ろす。
他愛もない話をして気持ちを落ち着かせる。
夏が近づく、何して遊ぼうか、なんて話。
当たり前だからこそ落ち着いて話せる。
なんだかすごく不思議な感覚だった。