次の日





*。٩(ˊvˋ*)و✧*。





遅刻ー!
やばいあと、二分で朝礼!
絶対間に合わないよ!

リンリン♪

自転車のベルのなる音だ。
はっとして私は振り返ると昨日のあの笑顔の素敵な男がいた。

「お前も遅刻かよ笑後ろ乗ってくか?笑笑」

「いやでも、、その、、悪いし、、私体重おもいから、、」

「そうゆうときはさっさと乗れよ!女子なんだから」

「!! はい!!」

自転車は早い。スピードを上げてすぐに学校についた

………が。

「あっ!やべー。
校門の前に先生が!」

「後ろから行かないと
色々ヤバイ笑笑」

「じゃ、私ここからは歩いて行く! 色々ありがとうございます!!」

「お、、おう!
じゃあな!!!」

さっきの紳士はどこの誰だったんだろう。

一時間目が始まる。
始まって先生の話がつまらなくなってきたのでふと外に目をやるとサッカーをしている男子がいた。
あの紳士も。

「あっ!!!」

思わず声を上げて席を立ってしまった。

「おい。咲良田。お前は何をしているんだ。この問題がわかるのか?」

私はいきなりの質問に硬直したもののスラっと答えが言えてよかった。そう。
自慢ではないけれど私は勉強ができる方である。

「真里ちゃんなにしてんの?」

「いや、ただの考え事よ。
気にしないで。大丈夫だから」

今、私に話しかけてくれたのは小学校からずっと仲がいい葵川星恋(あおいがわせいれん)だ。

「あら。そうなの!ならよかった!!いつもの真里ちゃんらしくないなって思ったから」

星恋は気づくのがはやい。
小学校の時からそうだった。

「咲良田!葵川!」

また、いきなり先生の怒鳴り声がきこえる。

「すいませーん。」

私たちは口を揃えてそう言う。すると授業は終わった。

「ったく……宿題は15ページ四角の4だ。やっとけ」

私はそんなことより私はあの紳士が気になっていた。

お昼になった。
私はいつものメンバーの葵川星恋、春山華鈴(はるやまかりん)とお弁当を食べる。ごく普通のコトだ。
しかし、いつもの調子で華鈴が言う。

「真里さー。好きな男子いるっしょ?」

「いや、べつに。」

「あらまぁ真里にも春が来たねぇ。」

「そんなんじゃないって。」

「わたしにみえないものはないのよ。ふふふっ。」

「違うってば!!!」

「それを恋っていうのよ」

「何言ってるの?
私があんな奴なんか…」

「やっぱりいるんだーw」

「だから違うって!!」

(そんなはずがない!!絶対に。)