さらに時は進む…
酔いも心地よく回った頃、私はふと、前から気になっていたコトを尋ねてみた。
「…ねえ、オオカミさん」
「変な呼び方するなよ」
「まあまあ。
オオカミさんは何だって、あんなに頑張るんです?
前のカチョーよりずっと…その、余計な仕事まで抱えて……
前に言ってた“やりたいこと”ってのは、仕事?」
と、彼は恥ずかしそうに頷いた。
「……夢がある。いや、野心かな」
「ユメ?」
「…笑うなよ?」
「笑いませんよ」
彼は、少しの間言い澱んで、躊躇いがちに次の言葉を紡いだ。
「出世したいんだよ。いけるとこまで。できるなら…一番上まで」
「ふヘェー」
よく分からないが、壮大っぽい。
「仕事は…楽しい。課長になって思ったよ。上にいくほど出来ることが多くなって……もっとやりたいことが増えるんだ。一番上は、きっと一番おもしろい」
「ホー…」
私の間の抜けた相槌に、呆れられたと思ったのか、彼は言葉を継ぎ足した。
酔いも心地よく回った頃、私はふと、前から気になっていたコトを尋ねてみた。
「…ねえ、オオカミさん」
「変な呼び方するなよ」
「まあまあ。
オオカミさんは何だって、あんなに頑張るんです?
前のカチョーよりずっと…その、余計な仕事まで抱えて……
前に言ってた“やりたいこと”ってのは、仕事?」
と、彼は恥ずかしそうに頷いた。
「……夢がある。いや、野心かな」
「ユメ?」
「…笑うなよ?」
「笑いませんよ」
彼は、少しの間言い澱んで、躊躇いがちに次の言葉を紡いだ。
「出世したいんだよ。いけるとこまで。できるなら…一番上まで」
「ふヘェー」
よく分からないが、壮大っぽい。
「仕事は…楽しい。課長になって思ったよ。上にいくほど出来ることが多くなって……もっとやりたいことが増えるんだ。一番上は、きっと一番おもしろい」
「ホー…」
私の間の抜けた相槌に、呆れられたと思ったのか、彼は言葉を継ぎ足した。



