狼上司の不条理な求愛 -Get addicted to my love-

しかしもともとお酒には強くて、体育会系の粗っぽさにも慣れていた私。
 
そんな心細さはすぐに消え、カパカパ飲んでいるうちに、すっかり楽しくなっていった。

「赤野サ~~ン、こっちにも来なよ」
「ハハっ、ただいま参ります!」

中盤に、三上さん達の若手グループに呼ばれた私はイソイソとコップを持って参上した。
話上手な三上さんに乗せられてすっかり調子に乗った私は、リミッターに近くまで飲んでいた。

「赤野ちゃん大丈夫?」
「三上もホドホドにしとけよ~」

始めは心配していた他の先輩も、終了間際にはもう陽気な酔っ払い。

「イヤ~。俺、赤野チャン好きだわ~」
「わたひも~~、三上さんが大好き~」

「おいおい…」

締めの挨拶が終わると、先輩方に嗜められながらも、2人仲良く肩を組んで千鳥足で歩きだした。

「赤野ちゃんどうする、次いっちゃう?」
「うん、行く行くっ」
「ヨッシャ!愛してるぜ」

その場のノリで、ガシッと抱き締める三上さん。

フワッと香るオーデコロンに、思わずドキッとしてしまう。