狼上司の不条理な求愛 -Get addicted to my love-

う~~ん。
今まで何とも思ってなかったけど。

確かにさっき言われたように、私は大神カチョーとばかり出張に行っている。

それだけじゃない。
こういった飲み会でもそうだ。
1年目、男ばかりの課の飲み会に気後れしていた新人の私は、慣れ親しんだ大神さんにくっ付いてばかりいた。
 
2年目に入った今でも昨年からの流れはそのまま。
今日もそうだけど、水野女史はマイペースで来ないことも多いから、結局私は大神サンの隣にばかりいたように思う。


ふと、こないだの女子更衣室での会話を思い出した。

『燈子は紅一点、逆ハーレム状態だもん。選びたい放題じゃない』
総務課の友達、実果ちゃんがいった。

『業務課のヒトは技術も持ってるし、マジメな人多いし、結婚相手にはカタいよね~』
『ま、一部を除いて華やかさには欠けるけどね~』
先輩方が次々に仰った。

最後に皆で一言。

『燈子ちゃんいいよね~、羨ましい~』

声を揃えて言った皆は、全員カレシ持ちなんだけど。