狼上司の不条理な求愛 -Get addicted to my love-

「営業1課ぁ?……メンバー誰だ、菊地とかか?」
「へ?積山サンや菊地サンとかですけど……ご存じで?」

「知ってるも何も……友人(=類友)だ。悪いコトは言わない、オマエは止めとけ。
遊ばれた挙げ句、ボロゾーキンのように捨てられて泣くのがオチだぞ」
彼は真顔で言った。

「……それ、カチョーが言いますか?」
積山サンも菊地サンも、このヒトだけには言われたくないと思うが。

私はニカッと笑ってお答えした。

「だぁ~~いじょうぶ。
世の中の男性は皆が皆、
カチョーみたいな悪党じゃゴザイマセン。
そのあたり大人のオンナ、赤野はちゃあんと心得ておりますから」

「誰が悪党だ!
お、俺には部下の管理責任がだなあ…」

「ハイハイ。
プライベートな話はここまで。
さあ、お仕事お仕事。
今日もガンバるぞ~~」
「………ちっ」

やり取りを窺っていた皆が含み笑いをコラえる中、私は意気揚々と席に引き揚げた。


冗談じゃない、余計なオセワだ。
 
絶好の出会いのチャンスをジャマされてたまるか~~い!