狼上司の不条理な求愛 -Get addicted to my love-

で、今に至る。

「だから言っただろうが、目覚まし3つくらい掛けとけって」
「……イエ、掛けたのは掛けたんですが…ちょっと夢見が悪くって…」

「は?関係ないだろうが、夢は。
…ところで今日はエラクかわ……じゃなくて、めかし込んでるじゃないか。
……その、何かあるのか?」

彼はコホンと咳払いを1つすると、然り気無く尋ねた。

「へへ~、分かりますぅ~~?」
私はパッと顔を上げた。
ま、そのせいでギリギリ出社になってしまったんだけど。

「今日はね、営業1課の皆さんと飲み会なんですよ~」

実は自慢したくて仕方なかったのだ。
特に、普段その手のウザ自慢をしてくるコイツに。

先般のランチミーティングで、すっかり他課にも顔を覚えて貰った私。

今回は何と女子社員のアコガレの的、営業1課からお声がかかった。

朗らかで素敵な男性揃いの飲み会では、メイクにもお洋服にも気合いが入ろうというものだ。