「大神さぁ~~ん、居る~?」
入り口から、女のヒトの声が聞こえる。
この声は佐村サン!
大神さんの今夜のデートのお相手だ。
「ああ君、ちょっとタスケて…」
大神さんが、弱々しく声を上げると、弾んだ甲高い声が、ウキウキと近づいてくる。
「やっだあ、こんなところに隠れてたのね♥業務課行ったら、ここにいるんじゃないって……あのね?ミチル今夜の事で…」
そこいらに散らかった段ボールやバラバラ『ホープ君』を全く気にする風もなく、ドカドカと掻き分けてやって来た彼女は、我々を見て、
固まった。
彼女におシリを向けている大神さんに、その顔色はうかがえない。
「……ヤベ」
思わず呟いた私。
「助かったよ。そう、俺達ヤバイんだ。
ちょっと助けを……」
大神さんは、ニコニコ笑顔のまま言った。
「ヤバイってあんた……何やってるのよ……まさかソレ、赤野サン?」
大神さんの肩越しに、ブルブルと頬の肉を震わせ、肩をいからせながら彼女がドカドカと近づいてくるのが見える。
ダーーン‼
ダーーン‼
彼女は、マウンテンゴリラ並のいきおいで、何と崩れかけていた右側の棚を立て戻してしまった!
入り口から、女のヒトの声が聞こえる。
この声は佐村サン!
大神さんの今夜のデートのお相手だ。
「ああ君、ちょっとタスケて…」
大神さんが、弱々しく声を上げると、弾んだ甲高い声が、ウキウキと近づいてくる。
「やっだあ、こんなところに隠れてたのね♥業務課行ったら、ここにいるんじゃないって……あのね?ミチル今夜の事で…」
そこいらに散らかった段ボールやバラバラ『ホープ君』を全く気にする風もなく、ドカドカと掻き分けてやって来た彼女は、我々を見て、
固まった。
彼女におシリを向けている大神さんに、その顔色はうかがえない。
「……ヤベ」
思わず呟いた私。
「助かったよ。そう、俺達ヤバイんだ。
ちょっと助けを……」
大神さんは、ニコニコ笑顔のまま言った。
「ヤバイってあんた……何やってるのよ……まさかソレ、赤野サン?」
大神さんの肩越しに、ブルブルと頬の肉を震わせ、肩をいからせながら彼女がドカドカと近づいてくるのが見える。
ダーーン‼
ダーーン‼
彼女は、マウンテンゴリラ並のいきおいで、何と崩れかけていた右側の棚を立て戻してしまった!