狼上司の不条理な求愛 -Get addicted to my love-

「はい?」

「このままじゃらちがあかない。…ここは何とか持ち堪えるから。
お前、俺の下から抜け出せるか。そして助けを呼んで来てくれ」

「いっ…でも…」
「いいんだ。俺のコトは気にするな」

フッと格好よく告げる。

「………」
考えてみる。
今の体勢だと、大神さんの脚の間を仰向け状態の私が潜り抜けるしかないが…

「!!
し、しかしリーダー。見ようによってはものすごくヘンな感じになります!」

「バカッ‼
……何を考えてるんだ、オマエは。
いいか?今はそんな事を言ってるバアイじゃない、コトは一刻を争うんだ。
……何故ならば」

彼はひとつ間を置いた。

「フッ、俺の筋力は…そろそろ限界だ」
「そ、そんなぁ~」

「情けない声を出すな、結構非力なんだよ俺。だから早く行ってくれ、な?」

「うう…ですが。
せめてもう少しリフトアップしてくれませんか?」

「わ、分かった……ぐっ」

大神さんは、無理矢理身体を持ち上げた。真っ赤な顔でプルプルしている。
イケメン台無しだ。

あら、
でも胸筋がちょっと逞しい…
 
「早くしろっ‼」
「スミマセンっ」