「次は……私の番です」
私は
つくづく自分がバカだと思う。
ちょっと前まで、『断って』と『どうか私を選んで』と言おうとしていた自分には、またとないチャンスだっていうのに。
彼に、あの尊大な、エラソーな彼にここまで言われてしまったコトで、すっかり満足してしまった。
そしたら急に、罪悪感が沸いてきた。
彼は、とんでもない勘違いをしている。
酷く目の荒いバイアスをかけて、私を見ているから。
私はそんなに純真な、キレイな心は持ってない。
アナタが自分で言うのと同じ。私だってもっと狡くてセコくって……
「大神さん、聞いて下さい。
……赤野はね。小さい頃から、ちょっとおバカな子供でした。
学校終わったらすぐ、宿題もせずに校庭に出て遊んでたの」
「はぁ?…お前、今そんな話……」
私は無視して続けた。
「キマリがあったの…
うちの田舎は『ホタルのヒカリ』が流れたら、どんなに楽しく遊んでいても、“バイバイ”言って帰らないといけなくて。
だからホラ、ちょうど今みたいな紅く染まった夕焼け空が、とっても嫌いだったんです。
ずうっと遊んでたかったから」
私は
つくづく自分がバカだと思う。
ちょっと前まで、『断って』と『どうか私を選んで』と言おうとしていた自分には、またとないチャンスだっていうのに。
彼に、あの尊大な、エラソーな彼にここまで言われてしまったコトで、すっかり満足してしまった。
そしたら急に、罪悪感が沸いてきた。
彼は、とんでもない勘違いをしている。
酷く目の荒いバイアスをかけて、私を見ているから。
私はそんなに純真な、キレイな心は持ってない。
アナタが自分で言うのと同じ。私だってもっと狡くてセコくって……
「大神さん、聞いて下さい。
……赤野はね。小さい頃から、ちょっとおバカな子供でした。
学校終わったらすぐ、宿題もせずに校庭に出て遊んでたの」
「はぁ?…お前、今そんな話……」
私は無視して続けた。
「キマリがあったの…
うちの田舎は『ホタルのヒカリ』が流れたら、どんなに楽しく遊んでいても、“バイバイ”言って帰らないといけなくて。
だからホラ、ちょうど今みたいな紅く染まった夕焼け空が、とっても嫌いだったんです。
ずうっと遊んでたかったから」



