狼上司の不条理な求愛 -Get addicted to my love-

「三上さん‼大事なコトを教えてくれて、
ありがとうございました!」

タタッと戸口まで逃げると、ペコリと頭を下げる。

「ついでに残り、お願いしまーす!」

目尻の涙をグイッと拭くと、一目散に走り出した。

「ああ、どういたしまして…
って、あ~~もう……

ナンデコウナルノ‼」



地下から階段を駆け上がりながら、私は昂りを止められない。

本命。

私がカチョーの “本命”。

一過性の『好き』じゃなく、少なし2年も前からの……

私、全く知らなかった。

長い間、私をジッと見ていてくれた。
だから彼は、いつでも助けて……守ってくれた。

好きだ。

彼がどうしても好きだ。

この感情の名前が、思慕であれ敬服であれ恋情であれ、もう何だっていい。

伝えたい。

伝えずに、ヒトのものになって遠くに行っちゃうのを、黙って見送るなんて嫌だ。

伝えてちゃんと知ってもらって…

その上で

まだ私に分があるならば、
 
傍に置いて貰いたい___