「オオカミカチョー、本日は私のしょーもないヤケ酒に付き合って下さって、ありがとうございました」
三つ指をつき、深々と頭を下げる。
「あ?ああ別に……」
彼も吊られてペコリと頭を下げる。
「で、ささやかなお礼といってはアレですが、今夜は……
今夜は私めが、カチョーのお相手を務めてあげようと思います!」
「はぁぁ? お相手って…何の」
ギクリと彼がたじろいだ。
私はキリッと顔を上げると、落ちてくる瞼を懸命に持ち上げて真顔をつくった。
「私ね、カチョーには感謝してるんです……
お陰でサッパリスッパリ、失恋を癒すことができましたから」
「ああ…」
一息吐くと、今度はニパッと笑って言った。
「でもって赤野はこれからは、“ドライな女”になろうと思うのれす。
今夜はその出発式、
トコトンついでにカチョー、
私のバージン貰ってってくらさいっ」
「あ~ハイハイ、そういうお相手ね……って、エ…」
エエエエエエッ‼
三つ指をつき、深々と頭を下げる。
「あ?ああ別に……」
彼も吊られてペコリと頭を下げる。
「で、ささやかなお礼といってはアレですが、今夜は……
今夜は私めが、カチョーのお相手を務めてあげようと思います!」
「はぁぁ? お相手って…何の」
ギクリと彼がたじろいだ。
私はキリッと顔を上げると、落ちてくる瞼を懸命に持ち上げて真顔をつくった。
「私ね、カチョーには感謝してるんです……
お陰でサッパリスッパリ、失恋を癒すことができましたから」
「ああ…」
一息吐くと、今度はニパッと笑って言った。
「でもって赤野はこれからは、“ドライな女”になろうと思うのれす。
今夜はその出発式、
トコトンついでにカチョー、
私のバージン貰ってってくらさいっ」
「あ~ハイハイ、そういうお相手ね……って、エ…」
エエエエエエッ‼



