「…多分ね。彼、悪いヒトじゃなかったんですよ」
グラスの端を指で弾き、揺れる水面をボンヤリ見つめる。
私の浅はかな行動は、彼に遊びになれた女の子だと誤解させていた。
だから彼は、私がバージンだと知って、欲望を思い止まった。
だって私は彼にとって、一時の慰めでしかなかったんだから……
と、彼がドンッとグラスを置いた。
「お前は!ヒトが良すぎる。
何であいつを庇うんだ。俺ならもっとこう、ヤツを社会的に追い込んで…」
アワワワッ。
彼が2個目のグラスを破壊するのを怖れた私は、慌てて話題を変えた。
「それよりもね、私がショックだったのはね、ハヤト君の方なんですよ!
いいですか?ヤりたい盛りの大学生の男がですよ?2年間何もナシだなんておかしいでしょ?
私を好きならそんなハズ……う、う、ウワーーン‼‼」
「お、落ち着けっ」
グラスの端を指で弾き、揺れる水面をボンヤリ見つめる。
私の浅はかな行動は、彼に遊びになれた女の子だと誤解させていた。
だから彼は、私がバージンだと知って、欲望を思い止まった。
だって私は彼にとって、一時の慰めでしかなかったんだから……
と、彼がドンッとグラスを置いた。
「お前は!ヒトが良すぎる。
何であいつを庇うんだ。俺ならもっとこう、ヤツを社会的に追い込んで…」
アワワワッ。
彼が2個目のグラスを破壊するのを怖れた私は、慌てて話題を変えた。
「それよりもね、私がショックだったのはね、ハヤト君の方なんですよ!
いいですか?ヤりたい盛りの大学生の男がですよ?2年間何もナシだなんておかしいでしょ?
私を好きならそんなハズ……う、う、ウワーーン‼‼」
「お、落ち着けっ」



