……………
う~~~~~。
こんなところ誰かに見られたらと思うと、私は気が気じゃない。
不純な気分にソワソワしながら、膝上の大神さんを覗き見た。
「あのね、カチョー…
アナタ自分で言うほどおモテになるんですから、こういうコトは仲良しのオネエサンにやってもらうベキじゃないんですか?」
「生憎そのオネエサン逹が、最近み~んなご機嫌ナナメでな。
何故優しかった彼女らは、イキナリ凶暴化するんだろうか……」
「アー…」
よく見たらキレイなお顔に、新しい引っ掻きキズが3本もある。
本っ当に懲りない人だ。
アンタが何かやらかしたからに決まってるじゃないか。
もう、仕方ないなあ。
アッサリと現状を黙認した私は、お膝の上で瞳を閉じてしまったのをいいことに、彼の顔を無遠慮に眺めた。
ほんと、キレイなお顔をしてるんだよねえ。
目尻のキュッと上がった大きめの目も、気の強そうな凛々しい眉も、筋の通った高い鼻梁も、キリッとむすんだ口元も。
う~~ん、タイプだ。
惜しいなあ、これで普通の恋愛観念さえあれば………
あ、でもさ?それならもうとっくに誰かのモノだよね。
って、何を考えてるんだ私はぁっ!
う~~~~~。
こんなところ誰かに見られたらと思うと、私は気が気じゃない。
不純な気分にソワソワしながら、膝上の大神さんを覗き見た。
「あのね、カチョー…
アナタ自分で言うほどおモテになるんですから、こういうコトは仲良しのオネエサンにやってもらうベキじゃないんですか?」
「生憎そのオネエサン逹が、最近み~んなご機嫌ナナメでな。
何故優しかった彼女らは、イキナリ凶暴化するんだろうか……」
「アー…」
よく見たらキレイなお顔に、新しい引っ掻きキズが3本もある。
本っ当に懲りない人だ。
アンタが何かやらかしたからに決まってるじゃないか。
もう、仕方ないなあ。
アッサリと現状を黙認した私は、お膝の上で瞳を閉じてしまったのをいいことに、彼の顔を無遠慮に眺めた。
ほんと、キレイなお顔をしてるんだよねえ。
目尻のキュッと上がった大きめの目も、気の強そうな凛々しい眉も、筋の通った高い鼻梁も、キリッとむすんだ口元も。
う~~ん、タイプだ。
惜しいなあ、これで普通の恋愛観念さえあれば………
あ、でもさ?それならもうとっくに誰かのモノだよね。
って、何を考えてるんだ私はぁっ!



