「寺田さんこそ…いいんですか?」
大神さん逹はまだ、ジーンズ姿の研究員サン逹と熱心に話をしている。
「うん。今日の出番はもう終わり。僕の仕事は主に契約とお金の関係で、後は彼等がやるのさ。
随分細かく詰めてるから、午前中いっぱいはかかりそうだね」
「ひええ……」
カチョー、細かいからなぁ。
淡々と話していた彼が、フッと私の方を見た。
「そうかぁ…運転手か。
赤野さんも待ってるだけなら退屈だろ?
そうだ、敷地内を案内してあげるよ。おいで!」
「えっ?あ、あのっ……」
彼はパッと私の手を取ると、入り口の方へスタスタと歩き出す。
ひゃあぁ。
手、繋がれちゃった。
焦りながらも、私は向こうにいる大神課長を振り返った。行きたいけど…言っとかなくていいのかな。
と、私の様子を見た彼は、メガネの奥の眼を糸みたいに細めて笑った。
「いいさ、行こう?」
その笑みに、典雅な風がフワリと舞った気がして___
「は、はいっ!」
心が
にわかに騒ぎ始めた。
大神さん逹はまだ、ジーンズ姿の研究員サン逹と熱心に話をしている。
「うん。今日の出番はもう終わり。僕の仕事は主に契約とお金の関係で、後は彼等がやるのさ。
随分細かく詰めてるから、午前中いっぱいはかかりそうだね」
「ひええ……」
カチョー、細かいからなぁ。
淡々と話していた彼が、フッと私の方を見た。
「そうかぁ…運転手か。
赤野さんも待ってるだけなら退屈だろ?
そうだ、敷地内を案内してあげるよ。おいで!」
「えっ?あ、あのっ……」
彼はパッと私の手を取ると、入り口の方へスタスタと歩き出す。
ひゃあぁ。
手、繋がれちゃった。
焦りながらも、私は向こうにいる大神課長を振り返った。行きたいけど…言っとかなくていいのかな。
と、私の様子を見た彼は、メガネの奥の眼を糸みたいに細めて笑った。
「いいさ、行こう?」
その笑みに、典雅な風がフワリと舞った気がして___
「は、はいっ!」
心が
にわかに騒ぎ始めた。



