狼上司の不条理な求愛 -Get addicted to my love-

そのタイミングで、私は本題を切り出した。
「あのっ!本っ当にスミマセンでした。
私が体調管理できてなかったばっかりに、カチョーにまでうつしちゃって。
私、イマイチ鈍くって……」

ローテーブルに額をくっつけ、平謝りに謝った。

「い、いやコレは……自業自得というかデキゴコロというか…ブツブツ」

何か意味不明なコトを呟いている。

「はい?」
「い、いや。何でもない。気にするな、別にお前のせいじゃない」

私はホッと胸を撫で下ろした。

「あの、それと……」

もうひとつは、言うのがかなり恥ずかしい。

私はスウッと息を吸って少しの間を置き、それを一気に言い切った。
 
「クリスマス、ありがとうございました。その……あんなのは初めてで…
とっても楽しかったです。
それから病院も連れてってくれて……ありがとうゴザイマシタ……」

尻すぼみになりながらも、何とか言えた。


「ああ、そうか。……なら良かった」
たまにしか見せない優しい顔で微笑んだ。

彼はフイッと窓の外を向き、気だるげにだらりとソファに寝そべった。
少し窶れたその姿が、夕暮れの紅に染まっている。