狼上司の不条理な求愛 -Get addicted to my love-

彼が遠慮しながらもソファに寄って寝そべったので、私はテーブルを挟んだ向かいに座わり直した。

これでヨシ。

「そうだ、これこれ。イロイロ買ってきたんですよ」
栄養ドリンクと薬、食料品を山と詰め込んだ大袋を2つ、ずいっと差し出した。
 
「ああ、ありがとう。
ただ、少し多くないか?」
彼がヒき気味に尋ねた。

「いやぁ、見てたらどれも気になっちゃって。三上さん達には
“ゴハンも作ったげたら喜ぶよ~”
って言われたんですけどね。
サスガにそれは自信ないですし…」

「ゲッ、三上に言ったのかよ」

「ハイ!三上さんだけでなく、皆さんに相談したんです。
そしたらね、『そりゃお見舞いに行くのがジョーシキだろ』って。

皆も誘ってみたんですけど……
『赤野サン1人の方がカチョーは絶対喜ぶから』
って、勇気づけてくれて……ぐすっ」

「あいつら……」

カチョーは、苦々しげに舌打ちした。