「置いていかれちゃったねぇ」
「先に行ってもらっただけだ」
果島はきっぱりと言った。隊長が僕らを見捨てるわけがない。絶対に合流して、政府の核を潰すと信じている。
「そう、じゃあ絶望しちゃう前に消してあげる」
果島に銃を向ける。そして、引き金を引いた。
果島は避けて、糸と針を持った。
「君の行動、少し借りるよ」
床を蹴り、高く飛ぶ。そして、空中に糸を通した。
「うっ!?」
糸を通したことで、果島の操り人形になったのだ。玉止めをすれば果島が糸を切るまで従うことになる。
「……効かないよ」
糸はプツッと切れた。歯で噛み切られたのだ。対象の頭上から糸が下りてきて、手足に絡む時が一番切られやすい。
「動けなくするしかないね」
果島が糸切れを投げると、花彩は槌で叩きに行く。糸が使えない場合、糸切れを投げるから槌を使ってくれと、ここに来る前に言っていた。
「遅い!」
咄嗟に避けた。弾は腕をかすり、服に傷がついた。
果島と比べると動きが遅いことに気付かれ、花彩は狙われる。
体力も無いので、いつかは力尽きたところを撃たれるだろう。弾を槌で防いだり、果島が糸を通して少しだけ動きを止めてきたが、もう限界だ。果島も少し傷を負った。
撃たれることを覚悟して、接近するしかない。
くるりと反転し、最後の力を振り絞って走る。
「これで終わりね!」
撃たれる……そう思った。体が勝手に動いた。
槌で撃ち返し、驚いたところを叩く。力を奪ったからきっと、まともに狙えなくなっているだろう。
果島が念のため糸を通し、今度は玉止めをする。銃が使えなくなり、ショックで抵抗できなくなっていた。
「やることが終わったら解放しますね」
針を仕舞った果島が笑顔で言った。果島たちはその場を去る。花彩はちらっと見た後、去って行った。
糸を通され放置されるので、味方が来るのを待つか、果島たちが終わらせるのを待つしかない。
味方が来る可能性も低い。きっと、エレベーターが止まるのを待っているから。
「まさか放置するなんて……人は見かけによらないわ」
見た目も強くなさそうだったし、やることが終わったらと笑顔で言っていた。ついてきた花彩も臆病な性格だと思っていた。
あぁ嫌だと、放置されたまま呟いた。
「先に行ってもらっただけだ」
果島はきっぱりと言った。隊長が僕らを見捨てるわけがない。絶対に合流して、政府の核を潰すと信じている。
「そう、じゃあ絶望しちゃう前に消してあげる」
果島に銃を向ける。そして、引き金を引いた。
果島は避けて、糸と針を持った。
「君の行動、少し借りるよ」
床を蹴り、高く飛ぶ。そして、空中に糸を通した。
「うっ!?」
糸を通したことで、果島の操り人形になったのだ。玉止めをすれば果島が糸を切るまで従うことになる。
「……効かないよ」
糸はプツッと切れた。歯で噛み切られたのだ。対象の頭上から糸が下りてきて、手足に絡む時が一番切られやすい。
「動けなくするしかないね」
果島が糸切れを投げると、花彩は槌で叩きに行く。糸が使えない場合、糸切れを投げるから槌を使ってくれと、ここに来る前に言っていた。
「遅い!」
咄嗟に避けた。弾は腕をかすり、服に傷がついた。
果島と比べると動きが遅いことに気付かれ、花彩は狙われる。
体力も無いので、いつかは力尽きたところを撃たれるだろう。弾を槌で防いだり、果島が糸を通して少しだけ動きを止めてきたが、もう限界だ。果島も少し傷を負った。
撃たれることを覚悟して、接近するしかない。
くるりと反転し、最後の力を振り絞って走る。
「これで終わりね!」
撃たれる……そう思った。体が勝手に動いた。
槌で撃ち返し、驚いたところを叩く。力を奪ったからきっと、まともに狙えなくなっているだろう。
果島が念のため糸を通し、今度は玉止めをする。銃が使えなくなり、ショックで抵抗できなくなっていた。
「やることが終わったら解放しますね」
針を仕舞った果島が笑顔で言った。果島たちはその場を去る。花彩はちらっと見た後、去って行った。
糸を通され放置されるので、味方が来るのを待つか、果島たちが終わらせるのを待つしかない。
味方が来る可能性も低い。きっと、エレベーターが止まるのを待っているから。
「まさか放置するなんて……人は見かけによらないわ」
見た目も強くなさそうだったし、やることが終わったらと笑顔で言っていた。ついてきた花彩も臆病な性格だと思っていた。
あぁ嫌だと、放置されたまま呟いた。



