誘う幻想 ノーカウント37

猫缶をあげたことによって好かれたらしい。歩くとついてきた。

「一緒に来てくれるの?」

「ニャー」

どこなのかよく分からない場所に来て、心細かった私は少し安心した。

「それじゃ、三毛猫探検隊しゅっぱーつ!」

「ニャオーン」

ここがどこか調べて、早く元の所に戻らないと。でも、家に帰ったらこの子のこと飼えないな……犬がいるから喧嘩するかも……
犬も好き。でも、猫とも一緒にいたい。どうしよう……