午前零時、私と佑都はローテーブルを挟むように座り、お互い一点を見つめていた。二人の間にひと時前の穏やかさは無い。
テーブルの上には家具一覧、家電一覧、その他一覧と書かれた用紙が一枚。一覧の下にはこの部屋にある物が列記されている。この作業が意外に手間取り、この時間だ。
――忘れていたのだ。彼の仕事ぶりが鬼だということを……。
僅かに残った酔いと昼間の疲れとで、私の頭はもう停止寸前だった。
「家電は全部要らない、処分する」
「――何で、使えるよ……勿体無いよ」
それでも彼の無茶振りを阻止しなくてはいけない!
「勿体無い精神は結構だが、全て家にある。それも最新式がだ! ランニングコストを考えたら、より型の新しい省エネ製品を使った方が、財布に優しく、お前の好きな小銭が貯まると思うが」
――とは言うものの……佑都は熱心に説明しているが、彼の声が子守歌に聞こえる。
家電芸人のような佑都に教えたい。君は今、馬の耳に念仏、豚に真珠、猫に小判ぐらい、無駄なことをしているんだよ……と。
テーブルの上には家具一覧、家電一覧、その他一覧と書かれた用紙が一枚。一覧の下にはこの部屋にある物が列記されている。この作業が意外に手間取り、この時間だ。
――忘れていたのだ。彼の仕事ぶりが鬼だということを……。
僅かに残った酔いと昼間の疲れとで、私の頭はもう停止寸前だった。
「家電は全部要らない、処分する」
「――何で、使えるよ……勿体無いよ」
それでも彼の無茶振りを阻止しなくてはいけない!
「勿体無い精神は結構だが、全て家にある。それも最新式がだ! ランニングコストを考えたら、より型の新しい省エネ製品を使った方が、財布に優しく、お前の好きな小銭が貯まると思うが」
――とは言うものの……佑都は熱心に説明しているが、彼の声が子守歌に聞こえる。
家電芸人のような佑都に教えたい。君は今、馬の耳に念仏、豚に真珠、猫に小判ぐらい、無駄なことをしているんだよ……と。


