「お伽噺なら、ここで『めでたし、めでたし』とハッピー・エンドで終わるんだろうな」
恋人同士のピロトークは、気怠く甘い雰囲気が付き纏う。
朝からたっぷり愛を頂いた私は佑都の腕の中で、ウトウトと微睡ながら「そうだね」と曖昧に返事をする。
「だが、現実の愛はここからが始まりだ。ハッピー・ビギン?とでも言うのかな」
佑都の世界に飛び込んだ私は、佑都との愛を知った。
ハッピー・ビギン……これが始まりなら、この先、どうなるのだろう……途端に果て無い好奇心が湧き出す。
「まぁ、まずは十月十日の結婚式だな」
そこで微睡から覚醒する。前々から気になっていた疑問を口にする。
「KOGO創立七十周年記念式典と結婚式って、関係ない……よね?」
「あるに決まっているだろ」
即答だった。
「会議で、【十月九日】創立記念及び結婚前夜パーティー、【十月十日】結婚式、【十月十一日】披露パーティー、と決定済みだ」
決定済みって……また、私に相談も無く!
それに何だ、その三日三晩っていうのは。そんな仰々しい結婚式、見たことも聞いたことも無い!
「大野木家を無視して兄に叱られるわよ!」
フン! 兄に鉄槌を食らわされるがいい!
「あぁ、それなら大丈夫。お義父さんも式典メンバーだから」
ハァーッと驚くやら呆れるやら、複雑な声が出る。
「楓」と彼が髪を撫で上げながら言う。
恋人同士のピロトークは、気怠く甘い雰囲気が付き纏う。
朝からたっぷり愛を頂いた私は佑都の腕の中で、ウトウトと微睡ながら「そうだね」と曖昧に返事をする。
「だが、現実の愛はここからが始まりだ。ハッピー・ビギン?とでも言うのかな」
佑都の世界に飛び込んだ私は、佑都との愛を知った。
ハッピー・ビギン……これが始まりなら、この先、どうなるのだろう……途端に果て無い好奇心が湧き出す。
「まぁ、まずは十月十日の結婚式だな」
そこで微睡から覚醒する。前々から気になっていた疑問を口にする。
「KOGO創立七十周年記念式典と結婚式って、関係ない……よね?」
「あるに決まっているだろ」
即答だった。
「会議で、【十月九日】創立記念及び結婚前夜パーティー、【十月十日】結婚式、【十月十一日】披露パーティー、と決定済みだ」
決定済みって……また、私に相談も無く!
それに何だ、その三日三晩っていうのは。そんな仰々しい結婚式、見たことも聞いたことも無い!
「大野木家を無視して兄に叱られるわよ!」
フン! 兄に鉄槌を食らわされるがいい!
「あぁ、それなら大丈夫。お義父さんも式典メンバーだから」
ハァーッと驚くやら呆れるやら、複雑な声が出る。
「楓」と彼が髪を撫で上げながら言う。


