アハハ、と笑って誤魔化し、佑都から離れようと後退するものの、それは一歩で終わった。
彼は片手で私の両手首を後ろ手に掴むと、もう片方の手で後頭部を抑え込み、激しく唇を重ねる。
息も付けないほどの長い口づけ。
――抗えない。
乱暴だった口づけが、次第に優しく甘い口づけ変わる。
――蕩ける。
「楓……もう、待たない」
ようやく離れた唇が、苦し気に告げる。
佑都は両手を解いたかと思うと、私をいきなり抱き上げた……姫のように。
そして、そのまま寝室に入り、キングサイズのベッドの上にフワリと下ろす。
薄暗い部屋。明かりはオレンジ色に灯るフロアスタンドだけ。
横たわる私の真上から、陰影濃い美しい顔が覗き込む。
暗闇に光るその瞳は、獲物を狙う野獣のように鋭く、触れれば火傷しそうなほど熱い。
艶麗な顔に漂う、エロティシズムな妖しい色気。
――捕らわれる。
その夜、私は針千本の甘い痛みを味わい、地上の天界とリアルな仮想界を、行ったり来たりしながら、密な幸福に翻弄され酔いしれた。
嗚呼……完璧に……落ちた。
彼は片手で私の両手首を後ろ手に掴むと、もう片方の手で後頭部を抑え込み、激しく唇を重ねる。
息も付けないほどの長い口づけ。
――抗えない。
乱暴だった口づけが、次第に優しく甘い口づけ変わる。
――蕩ける。
「楓……もう、待たない」
ようやく離れた唇が、苦し気に告げる。
佑都は両手を解いたかと思うと、私をいきなり抱き上げた……姫のように。
そして、そのまま寝室に入り、キングサイズのベッドの上にフワリと下ろす。
薄暗い部屋。明かりはオレンジ色に灯るフロアスタンドだけ。
横たわる私の真上から、陰影濃い美しい顔が覗き込む。
暗闇に光るその瞳は、獲物を狙う野獣のように鋭く、触れれば火傷しそうなほど熱い。
艶麗な顔に漂う、エロティシズムな妖しい色気。
――捕らわれる。
その夜、私は針千本の甘い痛みを味わい、地上の天界とリアルな仮想界を、行ったり来たりしながら、密な幸福に翻弄され酔いしれた。
嗚呼……完璧に……落ちた。


