「皆様、ごきげんよう。チョイチョイお忍びで伺っておりましたが、正式訪問は、十年振りとなります」
「元気ですかぁー!」と、どこぞの有名人の有名な台詞をイーサンはいきなり大声で叫ぶ。
会場の皆も乗り良く声を合わせ、「ハーイ! 元気でーす」と答えると、場が笑いに包まれ一気に盛り上がる。
掴みOK! 流石だ! と何故か親指を立て、グッジョブと呟く私がいる。
「さて、今回の訪問は次の二点のためです。一点目は、来る十月十日に開催されるKOGO創立七十周年記念式典のため」
イーサンが指を一本立てる。そして、もう一本立て言う。
「もう一点、その式典の序曲として、海外事業部広報宣伝課課長、白鳥佑都を私の孫と正式に公表すると共に、大野木楓さんとの婚約成立を発表をさせて頂く。今後も若き二人を温かく見守って頂きたい」
ハァ……溜息しかない。もしや……の悪い予感は的中した。
何て盛大なことをしてくれるのだ、とガックリ肩を落とす。
「おめでとうございます。楓様」
「おめでとう、子猫ちゃん」
会場が大歓声とお祝いの拍手に包まれるが、その直後、「孫?」と皆、我に返り驚き、騒然となる。私も同様だ。
――待て! イーサンがKOGOの前総帥?
――佑都は孫……とすると、佑都は……。
「元気ですかぁー!」と、どこぞの有名人の有名な台詞をイーサンはいきなり大声で叫ぶ。
会場の皆も乗り良く声を合わせ、「ハーイ! 元気でーす」と答えると、場が笑いに包まれ一気に盛り上がる。
掴みOK! 流石だ! と何故か親指を立て、グッジョブと呟く私がいる。
「さて、今回の訪問は次の二点のためです。一点目は、来る十月十日に開催されるKOGO創立七十周年記念式典のため」
イーサンが指を一本立てる。そして、もう一本立て言う。
「もう一点、その式典の序曲として、海外事業部広報宣伝課課長、白鳥佑都を私の孫と正式に公表すると共に、大野木楓さんとの婚約成立を発表をさせて頂く。今後も若き二人を温かく見守って頂きたい」
ハァ……溜息しかない。もしや……の悪い予感は的中した。
何て盛大なことをしてくれるのだ、とガックリ肩を落とす。
「おめでとうございます。楓様」
「おめでとう、子猫ちゃん」
会場が大歓声とお祝いの拍手に包まれるが、その直後、「孫?」と皆、我に返り驚き、騒然となる。私も同様だ。
――待て! イーサンがKOGOの前総帥?
――佑都は孫……とすると、佑都は……。


