「さあ、食べるわよ! 腹が減っては何とやら、行くわよ」
流石、フードファイター! いつどんな所でも食への挑戦は欠かさない。
「そうですね! 私もこの後の決戦に備えねば!」
鼻息荒く闘魂丸出しに遥香が言う。たぶん、矢崎課長への告白のことを言っているのだろう。
そうだ! 私もこのために来たんだ、と本来の目的を思い出す。
清香指揮の元、フードコーナー近くを陣取り、私たち三人は、心ゆくまでホテルの美味を味わう。
白いドレスの心配は、清香が気を利かせ、ヒラヒラのお姫様エプロンを準備してくれたので無事解消。食べることに専念できた。
その間、舞台では、協賛社株式会社冨波エンタープライズの若手タレントたちが、自己アピールも兼ねた芸を披露していた。
それを見ながら、もう、何て美味しいのかしら、と美食を次々に堪能し、さあ、次はこれよ! とスモークサーモンとクリームチーズのピンチョスを口に入れた途端、「大野木楓ちゃん!」と誰かがフルネームで私を呼ぶ。
ん? 声の方に顔を向け、即座に背ける。
ゲッ! 冨波圭吾! 何故いるのだろう、と思ったが、舞台のタレントに目をやり、嗚呼、なるほど、協賛社の御曹司だ、居ても不思議ではない、と納得する……が、会いたくなかった。
流石、フードファイター! いつどんな所でも食への挑戦は欠かさない。
「そうですね! 私もこの後の決戦に備えねば!」
鼻息荒く闘魂丸出しに遥香が言う。たぶん、矢崎課長への告白のことを言っているのだろう。
そうだ! 私もこのために来たんだ、と本来の目的を思い出す。
清香指揮の元、フードコーナー近くを陣取り、私たち三人は、心ゆくまでホテルの美味を味わう。
白いドレスの心配は、清香が気を利かせ、ヒラヒラのお姫様エプロンを準備してくれたので無事解消。食べることに専念できた。
その間、舞台では、協賛社株式会社冨波エンタープライズの若手タレントたちが、自己アピールも兼ねた芸を披露していた。
それを見ながら、もう、何て美味しいのかしら、と美食を次々に堪能し、さあ、次はこれよ! とスモークサーモンとクリームチーズのピンチョスを口に入れた途端、「大野木楓ちゃん!」と誰かがフルネームで私を呼ぶ。
ん? 声の方に顔を向け、即座に背ける。
ゲッ! 冨波圭吾! 何故いるのだろう、と思ったが、舞台のタレントに目をやり、嗚呼、なるほど、協賛社の御曹司だ、居ても不思議ではない、と納得する……が、会いたくなかった。


