迷走女に激辛プロポーズ

この映画のラスト、主人公たちは別々の人生を歩む。
二人はまたどこかで交わることがあるのだろうか……。

私たちは、私が佑都に「嫌い」と言えばそれで終わる。
佑都のことだ、二度と交じり合うこと無く、平行線のまま人生を終わらせるだろう……。

ラストシーン、レイチェルがフランクと別れ、小型飛行機で旅立つ。
I Will Always Love You が流れ出す。

涙が溢れ出る。

あぁ、胸が張り裂けそうだ。私は佑都に「嫌い」だと、絶対に言えない。今、ちゃんと気付いた。

私は……佑都が……好きだ。

レイチェルとフランクのように別れを選べない。
亡き婚約者とは違う。
佑都がいない現実で素敵に年は取れない……生きていけない。

エンドロールが終わり、ゆっくり明かりが灯る。

スックと立ち上がり、背筋を伸ばす。そして、ビジネスバックをギュッと握り、ギリッと奥歯を噛む。

スレンダー美人と戦わねば! 佑都は渡さない!