「楓お姉様、お久しぶりです。とってもお会いしたかったです」
席に着き、各自飲み物を注文し終えると、真っ先に口を開いたのは百合子だ。
私は会いたくなかった……とは言えず、曖昧に微笑む。
「その節はありがとうございました。私、白鳥佑都様にシッカリ、キッパリ振られましたの。でも、おっしゃっていた通りスッキリして、現在、帝ッチにならって、積極的に婚活中ですの。これがもう楽しくてぇ」
以前に比べると、明るく若々しくなった百合子を見て、「そう、よかったね」と単純だが、少し彼女がイヤでなくなる。
「それがね、百合子、ごめんね」
遥香が両手を合わせ、申し訳なさそうにする。
「一時婚活中止宣言するね。実は私……好きな人ができましたぁ」
キャッと頬を染める遥香は女子高生のようだ。
好きな人ができた……好き……好きかぁ……。
「ということは、今日の相談はその人のことね」
「清香様、お察しの通りです」
あぁ、なら、私はお役に立てない。
早々この件からドロップアウトしようと、今きたばかりのカシスオレンジに口を付ける。
セカンドよりも少し酸味はキツイが、ここのも美味しいな、と少し気分が上向きになる。
「で、お相手は? 私たちが知っている人でしょう? だから相談したかったのよね」
「清香様、超能力者ですか! その通りです」
「それで、どなたですの? 焦らさないで早く教えてください」
興味津々に前のめりになる百合子を制し、遥香が口を開く。
席に着き、各自飲み物を注文し終えると、真っ先に口を開いたのは百合子だ。
私は会いたくなかった……とは言えず、曖昧に微笑む。
「その節はありがとうございました。私、白鳥佑都様にシッカリ、キッパリ振られましたの。でも、おっしゃっていた通りスッキリして、現在、帝ッチにならって、積極的に婚活中ですの。これがもう楽しくてぇ」
以前に比べると、明るく若々しくなった百合子を見て、「そう、よかったね」と単純だが、少し彼女がイヤでなくなる。
「それがね、百合子、ごめんね」
遥香が両手を合わせ、申し訳なさそうにする。
「一時婚活中止宣言するね。実は私……好きな人ができましたぁ」
キャッと頬を染める遥香は女子高生のようだ。
好きな人ができた……好き……好きかぁ……。
「ということは、今日の相談はその人のことね」
「清香様、お察しの通りです」
あぁ、なら、私はお役に立てない。
早々この件からドロップアウトしようと、今きたばかりのカシスオレンジに口を付ける。
セカンドよりも少し酸味はキツイが、ここのも美味しいな、と少し気分が上向きになる。
「で、お相手は? 私たちが知っている人でしょう? だから相談したかったのよね」
「清香様、超能力者ですか! その通りです」
「それで、どなたですの? 焦らさないで早く教えてください」
興味津々に前のめりになる百合子を制し、遥香が口を開く。


