「能無しの私のことなど居ないものとして放っておいて下さいませ!」
一気に言って、話し掛けるなオーラーを全身から漂わせ、手に持つマムマムのチーズケーキに念を送り続ける。
どうか、私に奇跡を! 溶けずに無事生還できますように!
佑都は気迫溢れる私の様子に「ヤレヤレ困った奴だ」と呆れながらも溜息交じりに頬を緩め、カーステレオのボタンを押す。
聞こえてきたのは、聞き触りの良いハスキーな女性の声。
「それでは次の曲です。マンマ・ミーア。これは世界的有名な、伝説のポップスグループ、ABBA(アバ)の曲です。ミュージカルや映画にもなり、私はどちらも観ました。大好きな曲です」
流れ始める曲。私も観た。そして、元気を貰った。
懐かしい……婚約者を亡くし、会社に勤め出した頃、毎朝この曲を聴いて出社した。あの頃、私の戦闘曲だった。
聴き入るうち、当時と同じように活力が漲ってきた。
ヨシ! 女は度胸。正々堂々と……討ち死にしよう!
一気に言って、話し掛けるなオーラーを全身から漂わせ、手に持つマムマムのチーズケーキに念を送り続ける。
どうか、私に奇跡を! 溶けずに無事生還できますように!
佑都は気迫溢れる私の様子に「ヤレヤレ困った奴だ」と呆れながらも溜息交じりに頬を緩め、カーステレオのボタンを押す。
聞こえてきたのは、聞き触りの良いハスキーな女性の声。
「それでは次の曲です。マンマ・ミーア。これは世界的有名な、伝説のポップスグループ、ABBA(アバ)の曲です。ミュージカルや映画にもなり、私はどちらも観ました。大好きな曲です」
流れ始める曲。私も観た。そして、元気を貰った。
懐かしい……婚約者を亡くし、会社に勤め出した頃、毎朝この曲を聴いて出社した。あの頃、私の戦闘曲だった。
聴き入るうち、当時と同じように活力が漲ってきた。
ヨシ! 女は度胸。正々堂々と……討ち死にしよう!


