『楓へ。ホットサンドは冷めても美味だが、温めればより美味しい。それと冷蔵庫にサラダがある。コーヒーは自分で淹れろ。先に行く。遅れるなよ! 佑都』
メモ書きを読みながら、フッと笑みが零れる。
彼は優しい。怒っていても私を見捨てたり、私の存在を抹消したりしない。
そう……彼は私のような醜い心を持たない。
メモ用紙に一礼し、二つ折りにすると、バックから取り出した手帳に挟む。
ついでにスマホを取り出し、ラジオのアプリを開く。女性アナウンサーの滑舌良い声が聞こえ始める。
その声を聞きながらコーヒーを二杯分点て、ラップを外したホットサンドをレンジに入れ、冷蔵庫のサラダを取り出す。
テーブルに並んだ朝食たちに、「頂きます」をして、まず、冷え冷えのコールスローサラダを口にする。さっぱりして冷たくて美味しい。
続いて、温まったばかりのホットサンドに噛り付く。トローンとチーズが糸を引き、ベーコンとトマトに絡み付く。アボガドのネットリ感との絶妙なバランスが最高だ。
本当、温めた方が美味しい、と頬を緩め呟き、コーヒーの香り漂う中、お一人様の優雅な時間をしばし楽しむ。
掃き出し窓に目を向けると、抜けるような青空。真っ白な入道雲。
今日も暑くなりそうだなぁ。日焼け止めをたっぷり塗らなきゃ!
呑気にそんなことを考えながら、朝食を食べ終え、歯磨きをしてから身支度を再度チェックし、会社へ向かう。
そう、私はすっかり忘れていた。佑都が言っていた結婚宣言の件を……。
メモ書きを読みながら、フッと笑みが零れる。
彼は優しい。怒っていても私を見捨てたり、私の存在を抹消したりしない。
そう……彼は私のような醜い心を持たない。
メモ用紙に一礼し、二つ折りにすると、バックから取り出した手帳に挟む。
ついでにスマホを取り出し、ラジオのアプリを開く。女性アナウンサーの滑舌良い声が聞こえ始める。
その声を聞きながらコーヒーを二杯分点て、ラップを外したホットサンドをレンジに入れ、冷蔵庫のサラダを取り出す。
テーブルに並んだ朝食たちに、「頂きます」をして、まず、冷え冷えのコールスローサラダを口にする。さっぱりして冷たくて美味しい。
続いて、温まったばかりのホットサンドに噛り付く。トローンとチーズが糸を引き、ベーコンとトマトに絡み付く。アボガドのネットリ感との絶妙なバランスが最高だ。
本当、温めた方が美味しい、と頬を緩め呟き、コーヒーの香り漂う中、お一人様の優雅な時間をしばし楽しむ。
掃き出し窓に目を向けると、抜けるような青空。真っ白な入道雲。
今日も暑くなりそうだなぁ。日焼け止めをたっぷり塗らなきゃ!
呑気にそんなことを考えながら、朝食を食べ終え、歯磨きをしてから身支度を再度チェックし、会社へ向かう。
そう、私はすっかり忘れていた。佑都が言っていた結婚宣言の件を……。


