迷走女に激辛プロポーズ

もう何だって言うのだ!
一人残された私は考える。

さっきのキスは何だ! いきなりあんなキス……。
それに、参ったか? ざまあみろ? アヤツ子供か? 子供の喧嘩か!

いったい何を怒っているのだろう。
原因は分からないが……あの流れなら、白百合のような人の件が関係しているのは確かだ。

彼女との会話を思い返してみる。

えっと、奴が白百合のような人から何を聞いたか知らないが、間違ったことは言っていない。

あれ! そうか、白百合のような人は行動したんだ。会った? 佑都と……。
チクンと胸に何かが刺さる……痛い。

今日遅かったのは、白百合のような人に会っていたから?
また、チクンと胸に痛みが走る。

これはいかん! 胸に手を当てスックと立ち上がる。
病気かもしれない。寝よう、寝てしまおう!

その夜、佑都と顔を合わせることなく眠りについた。
しかし、佑都は夢界に現れた。吸血鬼となって。