若頭に愛されて




「お前、何て名前だ」



今日会ったばかりの知らない人に、普通は教えないだろう。


「しろかわ、、、みあ」


でも、
なぜか答えてしまった。


この人になら答えてもいいって、どこかで思ってしまってたんだ。


さっきの金髪男とは違うって思ったから。


「どんな字書くんだ」


「お城の川に未来の愛って書くの、、、」


「未愛か……。可愛い名前だな」


男が、ふっ…と微笑みその表情に心が波打つ。



「俺は、怜央だ」