若頭に愛されて





~茶髪男side~



車内には、俺と坊主の弘明(ひろあき)とスキンヘッドの樹(いつき)がいる。


上からの指示で、ここ一帯の地域の見回りをしていた。


俺たち3人は神崎組という関東東地区を治める、まあいわゆるヤクザに属している。


ヤクザって見回りとかすんの?って思うかもしんねーけどこれがやるんだよな~



一通り見回りが終わり帰ろうとしたときだった。



俺はこんなことが起こると思っていなかった。



ドンドンドンっ



最初は何かと思ったが、よく見ると外から少女が窓を叩いている音だった。



ドアを開けてやるとそこにいたのは、とても目が大きく肌も白く髪もきれいな茶色をしている。



「お嬢さんどうしたんだ、こんな夜に」



しかも、靴を履いておらず服も何かに引っかけたのか破れて肌が所々見えていた。



破れた服の間から無数のアザが見える。



この子…どうして…




様々な疑問が浮かぶが質問している暇はなさそうだ。