若頭に愛されて





ガチャ…
ウィーン…。


やった…!中に人いたんだ!


目の前のスライドドアが開いた。


茶髪に染めた男の人が開いたドアの先にいた。


「お嬢さんどうしたんだ?こんな夜に」


茶髪の人が尋ねてくる。


「お願いですっっ、助けてください……っ!!」


私の取り乱した様子とここに来る途中に木に引っかけて破れた腕の部分の服と裸足を見てただ事ではないと察してくれたのか顔つきが、さっと変わった。



「取りあえず中に入りな」


ガチャ…
ウィーン…。


と、ドアが閉まり車内がしん…っと静かになる、、、。


今気づいたが運転手とその隣に座っていたのは両方スキンヘッドだった。



なんか…

怖そうな人たちのところにかくまってもらったのかな…(汗)


でも助けてもらったことに変わりない。


 
一番最初に口を開いたのは茶髪の人だった。



「だ、大丈夫か…?何があったんだ?」


実は…  

と、話し始めようとしたがでてこない。



嘘でしょ……?
なんで…。


なんとか声を出そうと口をパクパクさせるが全然だめだ。



ちゃん、と…
伝え、な、きゃ、、、


だんだん頭が働かなくなってきて、、、



龍から逃げられたのと助けてくれた人がいたことの安心感から意識が薄れていった。



「…ぃ……おぃ…っ…。……丈夫……か…」


最後にこんな言葉が聞こえた気がした、、、