「いつまで良い子ぶってるわけ?琉香を心配するふりしてほんとは心の中で笑ってんでしょっ!!」
「サイテーっ」
「うわー、そんなこと思ってたんだ~」
みんなの言っている意味がわからない。
私がいつどこで琉香をばかにしたって言うの……?
昨日まで、あんなに楽しく笑ってパフェ屋にもみんなで行ったのに。
今までの態度との違いに言葉を失う。
「私が、、、何をしたっていうの……?」
やっとのことで声を絞りだす。
「自覚ないわけ~?こわ~い」
「彼氏いるくせにね~」
「人の好きな人たぶらかすなんて嫌なひと~」
人の、、、好きな人……?
まさか……。
う……そ……でしょ……。
「もしかして……」
「あ、やっと気づいた感じ?」
琉香は俯いたままでよくわからなかったが他の三人は互いの顔を見合わせながらくすくす笑っている。