「これってもしかして映画の中に入るってあれか?」

「なんか楽しくなってきたー!」

「そうでしょーそうでしょー」

またしても渡り廊下を渡る3人
またまた勇気の目に飛び込んで来たのは
宇宙人
のコスプレをした副会長
ではないようだ

「ねぇあれって副会長?」

「違うよきっとー!だっておっぱいあるもん!
副会長男じゃん!」

「まぁこの下はシカトで行こうか」

「そうだねー」

「めっっっっちゃこっち見てるけど」

「いいよーいいよーほっとこーー」

3人は宇宙人を華麗にスルーし体育館へ向かった
たどり着いた体育館の扉に
ダンボールがぶら下がっていた。、

「森って書いてあるけど」

「だから雑すぎだろ」

ガラガラガラ

扉を開けると体育館は真っ暗だった

「うわー何も見えねぇ」

「こんな所にカーイチューデーントー」

「準備いいー!」

「最初からこいつが全部やってんだから当たり前だろ!」

中に入る3人

「涼しいねー!」

「たしかに気持ちいいな」

「本当に木の匂いするね!」

「地面も人工芝敷き詰めてあるし」

「木はダンボールだけどな」

「これ1人で準備したのかよジャスティン」

・・・・・・・・・

「ジャスティン?」

・・・・・・・・・

「あれ?ジャスティンは?」

・・・・・・・・・

「キャーーーーーーー!」

「ゆめ!!!」

・・・・・・・・・

「うそだろ・・・おい!ジャスティン!
悪ふざけはやめろ!
ゆめ!どこだ!」

・・・・・・・・

ヒューーーーーーーー

生ぬるい嫌な風がまとわりつくように吹き抜ける
勇気の全身の毛が逆立つ

ガチャ
「あーあーマイクテスト、マイクテスト」

変声器で変えた声が響く

「あー勇気君。君がカス勇者卒業の為の試練を与えよう」

「誰だよお前!」

「ジャスティン君とゆめちゃんは私が預かった」

「助けてほしかったらリンゴを探し出し無事にステージまで、
上がってくるのでぇす。」

「おい、その喋り方ジャスティンだろ!」

「あ・・・ガチャ」

「おい!こら!ジャスティン!!」

くそーーーーなんだってんだよまったく
探すったってどうやって・・・