「えっと…」

待ち合わせは段差の無い緑花公園
ベンチにいるはず…


ガコッ
「……」
ガコッガコッ
「…………」

また溝に挟まってるし…

私は昨日の通り後ろの持ち手を上に上げて足で車輪を押さえて溝からだした

ガンッ
「わっ!」
「おはようございます」
「あ…おはようございます…」
「よく溝に挟まってるね…」
「ごめんなさい…」
「大丈夫?また痛くしたんじゃない?」
「あ…うん!今日はどこも痛くないよ…ごめんね…お礼をしようとしたのに…」
「クスクス…気にしないで下さい!!」
「!ありがとう…」




「!!(あの男…僕の姉さんに…)」
ストーカー染みたことをしている泰夢…


「今日はどこに行くんですか?」
「今日はバスケの試合があるんです…好きなチームなんかありますか?僕は」
「私!!」
「「チームサンライズが!!」」
「あ!」
「え!」



「同じチームが好きなんですね!」
「何だかすごいですね~!」



二人はすっかり意気投合した



ピ―――――

「!!点が入った!」
「頑張れ――!!」










「良かったですね!!」
「うん!まさか!66対68で勝ったんなんて!」








「!!(姉さん…)」





1人泣いていた泰夢


だけどこの後…
泰夢は良太郎に大変なことをする…