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ーーザーーー
これは、雨の音?
ーーポツ、ポツ
やはり雨だ。
大降りのようで一粒一粒が冷たくて痛い。
当たり前か。
「目を開けてください。」
言われるままにゆっくりと目を開けた。
ここは……
墓!?
「墓だと!?」
私の屋敷の前だとばかり思っていたのに。
周りをよく見ると、
大きな教会が後ろにある。
つまりわたしは、神に魂を預けられる
はずが、悪魔に受け渡してしまったのか。
「目の前の墓、名前を見てください。」
名前?
視線をやや下げた。
鷹のシンボルだが、その下には…
『シャロエル・フォスター、
ここに眠る。』
………は?
たったの二、三日で私の墓が?
「…どういう、ことだ?」
隣にはお父様とお母様の墓が並んでいる。
なぜ、私はここにいると言うのに。
気味が悪い。
心配などされず、死んだことと
なっているのか。



