~悪魔執事とお嬢様~



「接吻、と言ったところでしょうか?」



また舌なめずりしやがった!



「はあっ!?」



思わず大きな声を出してしまった。

契約というのだから、互いの血を
受け渡すものだと思っていたが。


(ある意味被害がすくなくていいが)



「言ったでしょう?
接吻…つまりキスです。」




そんな契約、どっかの恋する乙女
(私の友)くらいしか望まんだろう。


そもそもシステムが分からない。

なんでキスをしただけで契約が
完了するんだ。



「ゲホッ、他の方法は、ないのか?」



「怖いのですか?クスクス。」



あぁ、襲われないかが心配だな。



「信用できん。」



そもそもファーストキスがよりにもよって
悪魔との契約だと!!



「契約者が契約相手を信用できないで
どうしますか?」



借金するために契約する人間が
相手に絶対的信用あるとも思えんがな。


あったら借金取りも存在しないだろうし。



「例えが悪すぎます。
そうですね、いい例は…」



何かひらめいたのか、ポンッとシリウスが
手を叩く。