私と彼の一年物語









…無理だ








唯は涼紀の言葉を聞いてすぐにそう思った








けれど拒絶するという意味ではなかった








…私がやらなくちゃならないなんてことは無い








義務も無い








涼紀は口は悪いし態度だって褒められたものでは無い








友達にだって強い口調で話しているんだろう。








けど私は知っているではないか








知ってしまったではないか








目上の者に対してきちんとした態度で接することができる








人には見えないところでは頭を下げることができる








何よりあの泣きそうな顔を見てしまった








「うん…」








唯は涼紀の頼みを了承した