私と彼の一年物語









え?なんの話?








唯が意を決して話を切り出そうとすると話が急に変な方向に進み出した。








「だから俺も『それなら邪魔になるから行かない』って言ったんですよ!そしたら」








『それなら涼君も彼女連れてきなよ!この間新しく付き合った彼女いるって言ってたよね!』








「とか言い出したんですよ!俺は新しく『知り合った女の人』って言ったのに!」








なるほど








つまり…








「……つまり彼女役をやってほしいと?」








「はい」








涼紀の真剣だった表情は今にも泣きそう顔に変わっている








「それは三夏ちゃんじゃ駄目なの?ほら彼女と仲良いじゃない?」








「三夏は駄目です。2人とも三夏の事知ってるんで」








涼紀は立ち上がると深く頭を下げた








「お願いします。女性の方に失礼な頼みだってことはわかっています。それでも」