「へぇ」
「へぇってそれだけ?なんとも思わないの?だって直接悠馬には何も言わないでどこかに行っちゃおうとしてるんだよ⁉︎」
楓は声を荒げ悠馬に詰め寄る
それほどまでに悠馬の態度は冷めたものだった
自分には関係のないことを聞かされているようなそんな態度だ
「人間なんてそんなもんだよ。あの人にとって俺は元々他人なわけだし。それに、何年も会ってない人間のことを片隅にでも記憶してるだけまだいい方なんじゃない?」
それに
「俺もあの人たちがいなくなったところで俺にはなんの支障もないから」
悠馬と父親、それに義理の母親の間には愛情なんてものは存在しない。しかし、親側には悠馬を育てなければならない義務があるため『小町』に預けられる前にある制約が決められた。
