「あー、看病しに来てくれたことには感謝したけどさ、それだけじゃないだろ?」
「うぅ…」
「できれば今聞きたいけど、どーでもいい話ならまた今度にしてくれる?今日は本当に調子悪いからさ」
「体調良かったら半日も寝込まないよね」
「そそ、だからさ……親父絡みの話ならどうでもいいから今日は聞きたくないんだよね」
「…………」
悠馬の静かだがどこか威圧的な声色に楓は押し黙る。
悠馬も最初から楓が看病をするためだけに来たわけではないことくらい予想はついていた。
悠馬の所に行かなければならない
けどきっかけがない
そんな時に『都合良く』悠馬が体調を崩したとの連絡が入った。
好都合どころの話じゃない。
