私と彼の一年物語









少年は来る日も来る日も頑張っていい子にしていました








いい子にしていればとられたお母さんも返してもらえると信じて








一週間頑張りました








まだお母さんは帰ってきません








一ヶ月頑張りました








まだ帰ってきません








半年間頑張りました








それでも帰ってきません








お母さんがとられて一年の月日が流れました








お父さんが笑顔でこう言いました








『よかったな〇〇!お母さんがくるぞ!』








少年は泣いて喜びました。そして神様にいっぱいお礼を言いました。








きっとこれまで頑張ってきたご褒美なんだ








そう信じて疑いませんでした








お母さんにやって欲しいことも話したいこともいっぱいあります。夜も眠れないほどに。








そして……








目の前に現れたお母さんは








姿も声も前とは全然違う人でした