「でも先生は違ったから…高校生であり先生である。どちらとしても立場は上のはずなのにこちら側に歩み寄ってくれた。親しく接してくれた。普通先生と生徒がお出かけするなんて常識的にありえないですもん」
三夏は口元に手を当て顔を綻ばせる。
「先生と親しくなれるのにどれだけ時間がかかるだろうって思ったけどそれも玖珂のおかげですんなりといきました」
「あんな奴ですけど感謝ですね」
初めて素直に玖珂に対し感謝の言葉を口にする。
「私は先生と仲良くなりたい。友達になりたい。だからこそ押し付けがましいですけど私の秘密を教えました。多分私の趣味を人に話すことはもうないと思います」
………。
「なろう!友達に。年上とか年下とかそんなの関係ない」
にこりと笑い手を差し出す
その対応に三夏も笑顔で手を差し出し…
唯はその手を両手で包み込むように握りしめ
「でもそれじゃ駄目だと私は思うよ」
