私と彼の一年物語








「実はこの部屋唯先生の好みに合わせてみたんです」







三夏は突然そんなことを言い出した







「私の好み?」







はて、私は自分の好みの話なんかしただろうか?







彼女と会った時、話した時のことを思い出してみる。







しかしそんな話はしていない







そもそも話題にすらならなかったのだ。







話すわけがない。







「はい、このあいだのデートの時に先生の好みが分かったのでそれを参考に」







「デートの時って…どうやって?」







「どるちぇに行ったじゃないですか?あそこって他のメイド喫茶より女の子にも来やすいようになってるんですよね」







そういえば確かに店内はふわふわした感じだったしぬいぐるみとかも沢山あった。






「その時先生がチラチラとぬいぐるみを見てたのでこういうのが好きなのかなぁと思いまして」







なるほど…







そんなとこまで見られてたんだ……







すっごい恥ずかしい…